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根管治療

十日市場ファミリー歯科の根管治療 – 歯を長く使うために大切な治療
十日市場ファミリー歯科では、患者さまの大切な歯をできる限り長く使えるように、根管治療に力を入れています。
根管治療とは、歯の中にある神経が入っている部分をキレイに掃除し、再び感染しないように薬を詰める治療 です。
こんなときに根管治療を行います:
・歯の神経が強い痛みを引き起こしているとき
・感染が進み、根の先に膿が溜まってしまったとき
根管治療はなぜ重要?
根管治療は、毎回同じような処置が続くため、進み具合が分かりづらいと感じることもある かもしれません。ですが、歯を長持ちさせるために欠かせない大切な治療 なのです。
もし根管治療をしっかり行わずに被せ物をしてしまうと、後から再び感染してしまい、治療した歯を失うリスクが高くなります。
また、途中で治療を中断すると、抜歯が必要になる可能性が大幅に上がってしまう ため、最後までしっかり治療を続けることがとても大切です。
根管治療を最後まで続けましょう!
根管治療は目立たない治療ですが、歯の健康を守るための「土台作り」 です。
「もう痛みがなくなったから大丈夫」と思わずに、最後までしっかり治療を受けましょう!
十日市場ファミリー歯科では、患者さまの歯を少しでも長く健康に保てるよう、丁寧な治療を心がけています。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
根管治療とは

根管治療とは、虫歯やケガによって傷ついた歯の神経(歯髄)を取り除き、歯を守るための専門的な治療 です。
日本の歯科医療統計によると、歯科を受診する患者さまの約18%が根管治療を必要としている とされ、歯を長く使うためにとても重要な治療 です。
歯科医師は、専門的な技術を使って
・感染した神経や組織を取り除き
・歯の内部をしっかり消毒し
・薬を詰めて細菌の再感染を防ぎます
この治療を行うことで、歯をできるだけ長く健康に保つことが可能 になります。
治療が必要な症状について
歯のトラブルは 早期発見・早期治療 がとても重要です。虫歯や神経の炎症は、初期の段階で適切に治療すれば、痛みや悪化を防ぐことができます。
初期の症状
虫歯や神経の炎症が初期の段階 では、次のような症状が現れることがあります。
・ 冷たい飲み物や温かい飲み物で歯がしみる
・ 甘いものを食べると痛みを感じる
・ 特に理由のない自然な痛みがある
このような症状を感じたら、できるだけ早く歯科医院を受診することをおすすめします。早めに治療を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。
進行した症状
症状が悪化すると、次のような より深刻な症状 が現れることがあります。
・歯の色が変わる(黒ずんだり、暗い色になる)
・歯ぐきが腫れる
・噛むと痛みを感じる
・歯ぐきから膿が出ることがある
これらの症状がある場合、歯の神経が炎症を起こしているか、すでに壊死している可能性 があります。
この段階では、根管治療(歯の神経を取り除く治療)が必要になることが多い ですが、適切な治療を行うことで 痛みや炎症を改善し、歯を長く使い続けることが可能 です。
根管治療のメリット
根管治療には、歯をできるだけ長く健康に保つための大きなメリット があります。適切な治療を受けることで、痛みを取り除き、口腔内の健康を維持することができます。
① 自分の歯を残せる
根管治療を適切に行うことで、多くの場合、抜歯を回避することが可能 です。
歯科医師が感染源を取り除き、しっかりと治療を行うことで、ご自身の歯を使い続けることができます。天然の歯を残すことは、噛む力や口の機能を維持するうえでも非常に重要 です。
② 痛みからの解放
根管治療を行うことで、神経の炎症や感染が原因の強い痛みを取り除く ことができます。
治療後は、食事や会話の際の不快感が大幅に軽減され、快適な日常生活を取り戻すことが期待できます。
③ 口腔内の健康を守る
感染した歯を放置すると、周囲の歯や顎の骨にも悪影響を及ぼし、さらなる歯の喪失につながる可能性 があります。
根管治療を適切に行うことで、こうしたトラブルを未然に防ぎ、口腔内全体の健康を守ることができます。
治療の流れ
詳細な検査
歯科医師はまず、レントゲン撮影と詳細な口腔内検査により、症状の原因と進行度を見極めます。
治療計画の立案
検査結果をもとに、患者さま一人ひとりの状態に最適な治療計画を作成します。この段階で必要な治療回数、期間、費用などについて具体的な説明を行います。
実際の治療
根の中は細く枝分かれしており、非常に複雑な形をしています。それも人それぞれ形や状況が違うので、根の中をきれいにするためには、何回かかけてきれいにしていく必要があります。根管治療は通常、3〜5回の通院で完了します。1回の治療時間は約15~30分で、全体の期間は1〜1.5ヶ月を目安としています。治療の進行に合わせて、必要な通院回数を調整します。
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Step.01
根の先にうみが溜まった状態です。神経は細菌に感染している状態で、神経が入っている根の中の清掃が必要です。
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Step.02
細菌感染した組織を除去し、キレイにしていきます。
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Step.03
キレイになったら消毒薬を根の中に入れ、さらに殺菌します。
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Step.04
根の中がキレイになり、症状が消えたら、根の中が再び感染しないようにゴムの充填剤を詰めて密封します。
最新の治療技術
精密な治療環境
当院では、より精密で安全な根管治療を行うために「トライオート ZX2」という最新機器を導入 しています。
従来の治療との違い
一般的な根管治療では、ステンレス製のファイル(治療器具)を手作業で使用 します。しかし、ステンレスファイルには 柔軟性がなく、曲がった根管の清掃が難しい という欠点がありました。
そこで、当院では 「ニッケル・チタンファイル」 を採用しています。
ニッケル・チタンファイルのメリット
・柔軟性が高く、曲がった根管にもフィットしやすい
・形状記憶合金でできているため、精密な清掃が可能
・より効率的で正確な治療ができる
「トライオート ZX2」でさらに安全な治療を実現

この ニッケル・チタンファイルを「トライオート ZX2」という機械で使用することで、さらに安全性が向上します。
・ファイルが折れるリスクを軽減
・よりスムーズで確実な根管治療が可能
当院では、患者さまの大切な歯をできるだけ長く残せるよう、最先端の技術を取り入れながら、質の高い治療を提供しています。
治療後の管理
経過観察
根管治療後は定期的な経過観察が重要となります。当院では3〜6ヶ月ごとの検診を通じて、治療部位の状態を継続的に確認します。この定期検診により、問題の早期発見と対応が可能となります。
日常的な注意点
治療を終えた歯は適切なケアで長期的な保存が期待できますが、過度な咬合圧は避ける必要があります。また歯磨きは通常通り行いますが、治療部位は特に丁寧なケアを心がけましょう。
費用について
保険診療の範囲
根管治療には健康保険が適用され、3割負担の患者さまの場合、1回の治療につき500〜3000円程度となります。
当院では、患者さまの症状や不安に真摯に向き合い、最適な根管治療を提供します。治療についてのご質問やご不安な点は、どうぞ遠慮なくご相談ください。
根管治療(根の治療)のよくある質問(FAQ)
- Q根管治療とは何ですか?
- A根管治療(こんかんちりょう)とは、虫歯が歯の神経(歯髄)まで達した場合や外傷による神経の失活、しみの強い時などに行う治療です。感染した神経を取り除き、根管(歯の根の内部)を清掃・消毒し、薬を詰めて密封します。歯を抜かずに残すための重要な治療です。
- Q根管治療が必要な症状は?
- A以下の症状がある場合、根管治療が必要になることがあります:
・歯がズキズキ痛む(特に夜間や温かい飲食時)
・ 虫歯が進行し、歯の神経が炎症を起こしている
・ 歯ぐきが腫れている、膿が出る
・ 以前治療した歯が再び痛み出した
- Q根管治療の流れは?
- A① 診断・麻酔 → レントゲンを撮り、虫歯の進行度を確認し、麻酔をかける
② 神経の除去 → 歯の内部の感染した神経や組織を除去
③ 根管の清掃・消毒 → 根管内をしっかり洗浄・殺菌
④ 充填・密封 → 根管内に薬を詰めて密封し、再感染を防ぐ
⑤ 被せ物(クラウン)の装着 → 歯を補強し、機能を回復
- Q根管治療は痛いですか?
- A麻酔を使用するため、治療中の痛みはほとんどありません。
ただし、治療後に軽い違和感や痛みが出ることがありますが、数日で落ち着くことがほとんどです。痛みが強い場合は、歯科医院に相談してください。
- Q根管治療は何回通院すれば終わりますか?
- A通常、3~5回の通院が必要です。ただし、感染が強い場合や根管が複雑な形をしている場合は、6回以上かかることもあります。治療期間は約2~6週間が目安です。
- Q根管治療をしないとどうなりますか?
- A根管治療をせずに放置すると、以下のリスクがあります:
・痛みがひどくなり、生活に支障が出る
・歯ぐきが腫れて膿がたまり、歯の根がダメになる
・最終的に抜歯が必要になる(歯を失う)
できるだけ早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
- Q根管治療後の歯はどのくらい持ちますか?
- A根管治療が成功すれば、数十年持たせることも可能です。ただし、治療後のケアが重要です。
・定期的に歯科検診を受ける
・ 被せ物(クラウン)をしっかり装着する
・ 噛む力の負担を減らす(硬いものを無理に噛まない)
- Q根管治療後に再発することはありますか?
- Aはい、以下のような理由で再感染し、再治療(感染根管治療)が必要になることがあります。
・根管の中に細菌が残っていた
・根管の形が複雑で、完全に消毒できなかった
・被せ物(クラウン)が合わず、隙間から細菌が侵入した
・すでに一度根管治療がされており、再治療が必要になった時
定期的なメンテナンスと、適切なクラウンの装着で再発リスクを下げることができます。
- Q根管治療と抜歯、どちらが良いですか?
- Aできるだけ歯を残すために根管治療を優先します。
ただし、歯の状態が悪く、保存が難しい場合は抜歯が選択されることもあります。
抜歯後は、インプラント・ブリッジ・入れ歯などの治療が必要になるため、なるべく根管治療で歯を残すことが望ましいです。
- Q根管治療の費用はどれくらいですか?
- A保険診療の場合(一般的な根管治療)
前歯:約5,000~8,000円(3割負担の場合)
奥歯:約8,000~15,000円(3割負担の場合)
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:30 ~ 13:30 | / | ● | ● | ● | ● | ▲ | ▲ | / |
15:00 ~ 19:30 | / | ● | ● | ● | ● | ▲ | ▲ | / |
【休診日】月・祝 9:30 ~ 13:00、14:00 ~ 16:00