PREORTHO
プレオルソ

プレオルソとは
プレオルソは、成長期のお子さんを対象とした取り外し可能なマウスピース型の機能的矯正装置です。就寝中や日中の数時間装着することで、口腔周囲の筋肉を正しく働かせながら、顎の骨格や歯列の発育を自然な方向へ誘導します。
歯を力で動かすのではなく、呼吸・嚥下・舌の位置といった日常的な口腔機能そのものに働きかけることが最大の特徴です。装置に頼るだけでなく、正しい筋肉の使い方を身につけることで、将来的な歯並びの安定にもつながります。
プレオルソの特徴
取り外しができる
食事や歯磨きのときは外せるため、固定式の装置に比べて日常生活への負担が少なく、お子さん自身も管理しやすい設計です。
口腔機能も同時に改善できる
口呼吸・舌の癖・嚥下の乱れなど、歯並びに影響を与える口腔習慣に直接働きかけます。歯列の見た目だけでなく、根本的な改善を目指せる点が他の矯正装置との大きな違いです。
痛みが出にくい
ワイヤーで歯を強制的に動かす方法と異なり、筋機能を利用した穏やかな誘導のため、強い痛みを訴えるお子さんは多くありません。
成長期の骨格に働きかけられる
顎の骨がまだ発育段階にある時期に開始することで、骨格そのものへの誘導が期待できます。早期に始めることで、将来の本格矯正が不要になるケースもあります。
他の矯正方法との比較
| 比較項目 | プレオルソ | ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 (成人向け) |
床矯正 |
|---|---|---|---|---|
| 対象年齢 | 3〜12歳頃 | 全年齢 | 主に成人 | 4〜12歳頃 |
| 取り外し | ○ | × | ○ | ○ |
| 口腔機能への働きかけ | ○ | × | × | △ |
| 痛みの少なさ | ○ | × | △ | △ |
| 骨格への誘導 | ○ | × | × | ○ |
※上記はあくまでも一般的な特徴の比較です。お子さんの状態によって最適な方法は異なります。
治療の流れ

STEP 1:プレオルソに慣れる(約1ヶ月)
日中1時間、お口の中に装着し、慣れることからスタート。
STEP 2:就寝時にも装着(2ヶ月目)
寝るときにも装着し、矯正の効果を高めます。
STEP 3:お口のトレーニング開始(3ヶ月目)
お口の周りの筋肉のバランスを整えるトレーニング(あいうべ体操など)を実施。
STEP 4:嚥下(飲み込み)のトレーニング(4ヶ月目)
正しい舌の使い方を練習し、口腔機能を向上させます。
STEP 5:定期的なチェックと装置の調整(5ヶ月目以降)
2ヶ月に1回程度、歯並びや装置の状態を確認します。
STEP 6:状態を確認し、今後の方針を検討する(12ヶ月目)
1年経ったら再検査を行い、結果をご説明の上、次の治療法を決めていきます。
※お子様の進捗状況、お口の状態によりスケジュールは異なります。
治療終了後の維持と管理
プレオルソによって整えられた歯並びと口腔機能は、治療終了後も定期的な確認が大切です。永久歯が生え揃う過程で歯列が乱れてくる場合もあるため、当院では治療後も継続してお口の状態を確認する機会を設けています。
また、正しい呼吸・舌の位置・嚥下動作が身についているかどうかが、治療効果を長く保つうえで重要です。必要に応じて口腔筋機能のトレーニングをご提案することもあります。本格的な矯正治療(マルチブラケット等)が必要になった場合には、適切な時期と方法をご案内します。
プレオルソは成長期限定の治療です。顎の発育が終わると骨格への誘導は難しくなるため、お子さんの歯並びが気になりはじめたら、早めに当院へご相談ください。