CHILD ORTHO
小児矯正(こども予防矯正)

小児矯正(こども予防矯正)とは
歯並びが気になるお子様へ、
根本から改善する新しい矯正治療
「こどもの歯並びが気になるけれど、いつから矯正を始めればいいの?」
「矯正って本当に必要なの?」
このようにお悩みの親御さんは多いのではないでしょうか?
実は、歯並びが悪くなる原因は遺伝だけでなく、舌やお口の筋肉の使い方などの「悪い癖」が関係しています。従来の小児矯正は、歯並びを「整える」ことが目的でしたが、こども予防矯正は「歯並びが悪くなる原因」から改善する新しい矯正方法です。
【こども予防矯正の特徴】
・ 歯並びの根本原因を改善する(悪い癖を治すことで、後戻りしにくい)
・ 成長を活かして自然な歯並びへ導く(顎の成長をサポート)
・ 目立ちにくく、負担が少ない(マウスピース型装置を使用)
・ 抜歯のリスクを減らす(適切な時期に始めれば歯を抜かずに矯正できる可能性が高い)
「できるだけ負担を少なく、自然な方法で歯並びを改善したい」という方におすすめの矯正方法です。
小児矯正(こども予防矯正)の対象年齢は?
5歳~9歳前後が対象年齢です。こどもの正しい口腔機能を獲得できる時期は決まっています。咀嚼・嚥下・呼吸という生きていくための根幹となる口腔機能は乳児期・学童期において獲得され、ある一定レベルまで発達した後、成人期にはその機能を維持し、加齢に伴って下降していきます。
この口腔機能は乳児期・学童期にしか獲得できないため、この時期に獲得しそびれると大人になってからも口腔機能が低下したままになってしまい、高齢期にはさらに下がってしまうという問題があります。
そのため学童期に対策することが、今後のために非常に重要です。
こどもの口腔機能が獲得できていない状態を「口腔機能発達不全症」といいます。

ギャラクシーアラインの対象年齢は?
10歳~13歳前後が対象年齢です。プレオルソ終了後もしくは、前歯の歯並びが気になるお子様に行います。
小児矯正(こども予防矯正)の対象となる歯並び
お子様の歯並びは、次のような状態になっていませんか?
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出っ歯(上顎前突)
特徴: 横から見ると上の歯が前に出ている
原因: 指しゃぶり、舌で前歯を押す癖、口呼吸 -
でこぼこ(叢生)
特徴: 歯がきれいに並ばず、ガタガタしている
原因: 顎が小さいため、歯が並ぶスペースが足りない -
受け口(下顎前突)
特徴: 横から見ると下の歯が上の歯より前に出ている
原因: 遺伝や顎の成長バランスの崩れ -
開咬(オープンバイト)
特徴: 奥歯は噛んでいるのに、前歯が閉じない
原因: 舌を前に押し出す癖や、口呼吸 -
深いかみ合わせ(過蓋咬合)
特徴: 上の歯が下の歯を大きく覆いかぶさっている
原因: 噛み合わせの力のバランスが悪い
歯並びの乱れは、見た目だけの問題ではありません。
正しい噛み合わせができないと、虫歯や歯周病のリスクが高くなるだけでなく、発音や呼吸にも影響を与えることがあります。
そもそも歯並びはどのように決まっているのでしょうか。
歯並びが悪くなる要素は遺伝だけではありません。むしろ、後天的な要素の方が大きな影響を及ぼします。
歯並びは、お口の周りの筋肉と舌の力の釣り合う所に並びます。つまり、どちらかが弱かったり、強かったりすると歯並びが乱れる原因になります。
小児矯正(こども予防矯正)の特徴
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後戻りが少なく、自然な歯並びへ
従来の矯正治療は、歯を並べることが目的でした。しかし、歯並びが悪くなる原因(舌の癖や口呼吸など)を改善しなければ、矯正後に後戻りすることがあります。
こども予防矯正では、お口の癖を治しながら矯正を行うため、後戻りが少なく、長く安定した歯並びを維持しやすいのが特徴です。 -
健康的な顔立ちに変わる
歯並びは、顎の成長にも影響を与えます。こども予防矯正では、顎の発育を促しながら矯正することで、顔のバランスを整え、自然で健康的な顔立ちへと導きます。
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痛みが少なく、目立たない矯正
プレオルソという矯正装置を装着するのは日中1時間と就寝中です。学校や遊びに行っているときには装着しないので、家族以外から矯正していることが気づかれにくいです。ブラケット矯正よりも痛みも少なく、お子様にとって矯正の負担が少なくなります。
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費用負担が軽い
身体的にも費用的にも負担の軽い矯正治療です。金額的には従来のブラケット矯正の4分の1以下で済みます。こども予防矯正は、治療可能な年齢が決まっていますが、適切な時期に行えば、約1~2年で予防矯正が完了します。
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お口周りのバランスが取れ、悪い癖が治る
こども予防矯正は、歯並びを治すと同時にお口の悪い癖の改善、お口まわりの筋肉のバランスを整え、顎の発育を促し、正しい成長に導きます。
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歯は抜かない
乳歯が永久歯に生え変わるタイミングで治療を行うので、歯を抜く必要はありません。従来の矯正治療において抜歯が必要なケースであっても、最適な時期に行えば歯を抜かずに歯並びを整えられることがあります。
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口呼吸を改善できる
トレーニングとプレオルソの使用により、舌の位置と動きを安定させて、口呼吸から鼻呼吸へ促します。
口呼吸を改善すると、以下のような全身的なメリットがあります。・免疫力アップ(風邪をひきにくくなる)
・むし歯・歯周病の予防
・睡眠の質の向上(いびき・無呼吸症候群のリスクを軽減)
こどもの歯は動きやすい
こどもの歯に、3~5グラムの力をずーっとかけると、動いてしまいます。
舌の力や飲み込む力は、小さいお子様でも300グラムぐらいあります。
そして人間は毎日1000回飲み込むのです。
300グラムのものが、1日1000回当たったらどうなると思いますか?
簡単に動いてしまう事がおわかりいただけると思います。そして、歯並びが悪くなります。
そのため舌の正しい位置や動きを覚えることは、とても重要なことです。
舌が正しい位置にないことで、面長な顔になる可能性があります。
顔立ちを決めているのは、お顔の中で一番大きい上顎の骨です。舌の位置が悪いと、この上顎の骨を支えられないため、前方に成長せずに、下に成長していき、面長な顔立ちになっていきます。舌の位置の悪さは、笑った時に歯ぐきが見えるガミースマイルの原因にもなります。

お口ポカンも舌の動きが原因
舌を突出する癖があると出っ歯(上顎前突)や開口(奥歯が噛み合っても前歯が噛んでいない状態)になりやすく、お口がポカンと開いた状態(口唇閉鎖不全)になりやすいです。お口ポカンの状態が続くと様々な悪影響が出てきます。
例えば、
① 免疫力が低下する
② むし歯や歯周病になりやすくなる
③ 持久力や集中力の低下
④ 睡眠の質の低下
などが起きやすくなります。
舌というのはあらゆる口腔習癖の原因にもなりますので、舌の正しい位置と動きを獲得することはとても重要です。
小児矯正(こども予防矯正)の治療について
矯正治療にはⅠ期治療とⅡ期治療があります
矯正治療は、主にI期治療とII期治療に分ける事が出来ます。
I期治療とは、乳歯と永久歯が混在している期間での矯正治療のこと。
II期治療とは、生えそろった永久歯全体の噛み合わせを整えるための治療です。
こども予防矯正は、I期治療にあたります。
Ⅰ期治療で改善が見られた場合は、 その時点で終了となりますが、Ⅰ期治療では限界があり、本格的な矯正(II期治療)になった場合でも、Ⅰ期治療で治療をしておくことで、治療期間も短く、後戻りや料金も抑えることができます。
Ⅰ期治療で使用するプレオルソは、 従来の固定式のマルチブラケット装置で治す100%の治療でなく、実用的な80%の「歯ならび」と「咬み合わせ」、「悪いお口の癖の改善」を目指す方法です。
プレオルソ終了後、前歯の歯並びをもう少し整えたいと言ったご要望には、ギャラクシーアラインというマウスピース矯正で治療を行います。
その後、全ての歯が永久歯に生え変わり、矯正治療を行いたい場合は、インビザラインGOにて治療を行います。

小児矯正(こども予防矯正)の治療目標
- ① 舌を正しい位置に置いておくことができる
- ② 無意識時に口を閉じておくことができる
- ③ 鼻から呼吸できる
- ④ きれいな歯並びになる
- ⑤ 正常な顔面の発育になる
- ⑥ 飲み込みの時に口の周りに力が入らない
- ⑦ 後戻りが少ない口腔環境になる
こども予防矯正は、歯の生え変わりのタイミングで、顎の成長と歯並びを同時に整えていきます。
プレオルソは、舌の正しい使い方、鼻呼吸の訓練、飲み込みの訓練も同時に行うことができます。これにお口のトレーニングを加えることでより効果が高まります。
ただし、装置を使えなければ当然変化はありません。
お子様とご両親の努力がなくては、結果の出ない矯正法になります。
始める前に、親子で本当に続けられるかよく話し合ってください。そこが一番大切です。
もし続けられるのであれば、健康なお口を目指してご一緒に頑張っていきましょう。
プレオルソ治療の流れ
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STEP 1:プレオルソに慣れる(約1ヶ月)
日中1時間、お口の中に装着し、慣れることからスタート。
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STEP 2:就寝時にも装着(2ヶ月目)
寝るときにも装着し、矯正の効果を高めます。
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STEP 3:お口のトレーニング開始(3ヶ月目)
お口の周りの筋肉のバランスを整えるトレーニング(あいうべ体操など)を実施。
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STEP 4:嚥下(飲み込み)のトレーニング(4ヶ月目)
正しい舌の使い方を練習し、口腔機能を向上させます。
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STEP 5:定期的なチェックと装置の調整(5ヶ月目以降)
2ヶ月に1回程度、歯並びや装置の状態を確認します。
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STEP 6:状態を確認し、今後の方針を検討する(12ヶ月目)
1年経ったら再検査を行い、結果をご説明の上、次の治療法を決めていきます。
※お子様の進捗状況、お口の状態によりスケジュールは異なります。

ギャラクシーアラインの治療の流れ
ギャラクシーアラインは、プレオルソ治療後、または前歯部の歯並びの気になる9~13歳のお子様に行われるマウスピース矯正です。透明で取り外し可能な装置を使用し、歯並びをさらに精密に整えていきます。
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STEP 1:装置の採得と初期調整(約1ヶ月)
3Dスキャンにより個別に製作されたマウスピースの装着と慣れを行います。最初は短時間から始め、徐々に装着時間を延ばしていきます。
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STEP 2:装着時間の段階的延長(2ヶ月目)
1日の装着時間を徐々に増やし、最終的に1日20-22時間の装着を目指します。食事と歯磨き以外は装着します。
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STEP 3:定期的な調整と経過観察(3ヶ月目)
1週間ごとに新しいマウスピースに交換し、歯の移動を段階的に進めます。歯科医師による定期的な経過観察を行います。
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STEP 4:口腔衛生管理と装置のケア(4ヶ月目)
マウスピースの正しいクリーニング方法と、装着中の口腔衛生について詳細な指導を行います。
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STEP 5:progress checkと追加調整(5ヶ月目以降)
概ね1-2ヶ月に1回、歯並びの進捗状況を確認し、必要に応じて追加の調整を行います。
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STEP 6:治療の最終評価(治療終了時)
目標とする歯並びと咬み合わせを達成できたかを総合的に評価し、必要に応じて追加の微調整や維持装置の検討を行います。
治療期間は個人差がありますが、通常3-6ヶ月程度で、より理想的な歯並びの実現を目指します。
ギャラクシーアラインは、プレオルソ治療後にもう少し前歯を並べたい時などに行います。より精密な歯並びの調整を目指します。治療目標は以下のようになります。
① より理想的な歯並びの実現
② 咬み合わせの最適化
③ 審美的な改善
④ 長期的な口腔機能の安定
ギャラクシーアラインは、透明で取り外し可能なマウスピースを使用するため、患者さまの負担を軽減しながら、継続的な矯正を可能にします。ただし、治療の成功には患者さまの積極的な協力と装置の適切な使用が不可欠です。装着時間の遵守、口腔衛生の維持、定期的な歯科検診が重要となります。
小児矯正(こども予防矯正)の費用
プレオルソ
矯正相談 | 無料 |
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診断・資料採得料 | 3,300円 |
1装置・1年間 | 99,000円 |
メンテナンス料1回 | 2,200円 |
紛失・破損時1装置 | 16,500円 |
2年目以降継続の場合・1年目で装置の変更が必要になった場合
1装置(診断料込) | 27,500円 |
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返金規定
こども予防矯正を始めるにあたり、お子様によってはどうしても続けられない場合も出てきます。そのため安心の返金保証があります。
1年間を3期に分けます。使用開始日から
1~4ヶ月の間に中止の場合、66,000円返金
5~8ヶ月の間に中止の場合、33,000円返金
9ヶ月以降は返金なし
治療の計画と期間の変更
装置の使用協力の状況、顎の発育変化、歯の動きの個人差などにより治療方法や期間が多少変更されることがあります。
後もどりと再治療
顎の発育変化や舌の悪習癖の発現等により、後戻りを起こした場合は、治療費、装置料で再治療を行います。
ギャラクシーアライン
Kids2-2
前歯部2番から2番まで並べる矯正です。
矯正相談 | 無料 |
---|---|
セットアップ | 33,000円 |
アライナー費用 | 155,000円 (プレオルソを行った方は1万円引き) |
調整費1回 | 2,200円 |
リテーナー1組付 |
小児矯正(こども予防矯正)のよくある質問(FAQ)
- Q治療期間はどれくらいですか。
- A治療期間は1~2年です。1年経過時に再評価を行い、今後の方針を決めて行きます。
- Q治療費の支払いにはどのような方法がありますか。
- A治現金の他、各種クレジットカードがご利用になれます。
- Q始める年齢に制限はあります。
- Aあります。お子様の成長と共に行う治療法であり、口腔機能の獲得できる年齢が決まっているので、5~9歳前後が適応期間となります。
- Q途中で中止したい場合はどうすれば良いですか。
- A途中で中止したい場合は、その旨お伝えください。返金規定に基づき手続きを行います。
- Q来院頻度はどれくらいですか。
- A概ね1~2ヶ月に1度の来院になります。
- Qこども予防矯正をすれば歯並びが確実に治りますか。
- Aこども予防矯正は治療結果を保証するものではありません。トレーニングの実施状況、装置の使用状況、成長の状況などにより治療結果は異なります。
- Qこども予防矯正と従来の矯正の違いは何ですか。
- A従来の矯正は歯並びのみを治す治療です。こども予防矯正では、お口の悪い癖を治し、歯並びを悪くする根本原因から治します。身体の健康と後戻りしにくい口腔環境を整えていくことが目的です。
- Qこども予防矯正だけで矯正治療は終了しますか。
- Aこども予防矯正だけでは、治療が終了しない場合もあります。通常矯正治療は、Ⅰ期治療、Ⅱ期治療に分かれます。Ⅰ期治療で改善が見られた場合は、 その時点で終了となりますが、Ⅰ期治療では限界があり、本格的な矯正(Ⅱ期治療)になった場合でも、Ⅰ期治療で治療をしておくことで、治療期間も短く、料金も抑えることができます。
- Qこども予防矯正ではどれくらい歯並びが治りますか。
- AⅡ期治療のワイヤーやマウスピース矯正と違い、1本1本の歯を細かく並べるわけではないので、審美目的で行うのであれば、Ⅱ期治療をおすすめします。
- Qトレーニングとはどのようなことを行いますか。
- Aお口の悪い癖に合わせてMFTと呼ばれる、お口のトレーニングを行います。主にご自宅で行う事になりますので、続けられるかよくお子様とご相談してください。
- Qどんな歯並びでも治せますか。
- Aこども予防矯正には適応範囲があり、どのような歯並びでも治せるわけではありません。歯並びによっては、別の治療法やⅡ期治療をおすすめする場合もあります。
まずは無料相談から
「お子様の歯並びが気になる」「お口がポカンと開いている」「矯正はいつから始めればいいの?」などどんな疑問でも構いません。
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