CASE
症例

- ホワイトスポット治療
40代男性 前歯のホワイトスポットにIcon治療を行った症例
BEFORE

AFTER

ご相談内容
「前歯の白くなっているところが気になる」とご相談いただきました。
カウンセリング‧診断結果
拝見したところ、上前歯2本にホワイトスポットと呼ばれる白い斑点状の変色が確認できました。
ホワイトスポットは歯の外側を覆う硬い組織(エナメル質)からミネラル成分が少しずつ溶け出し、白く濁って見える部分のことです。
これは虫歯の初期段階である場合や、エナメル質が生まれつき十分に形成されないことが原因で生じるケースがあります。
このまま放置しても、虫歯が進行したりホワイトスポットが拡大したりするリスクは低いと考えられます。
しかし今回は前歯の目立つ位置にホワイトスポットがあり、患者様は見た目を気にされているため、審美性を改善する治療が必要と診断しました。
行ったご提案‧治療内容
ホワイトスポットを改善するため、以下3つの治療方法を提案しました。
①ダイレクトボンディング
ホワイトスポット部分を削り、歯科用プラスチック(コンポジットレジン)を盛り付ける方法
メリット:短時間で治療が終了する
デメリット:コンポジットレジンは経年劣化で変色するリスクがあるため、数年後に再治療が必要になる場合がある
②Icon(アイコン)治療
専用薬剤をエナメル質に浸透させることで、ホワイトスポットを目立ちにくくする方法
メリット:エナメル質を補強し酸によって溶け出すことを防ぐため、ホワイトスポットの再発予防が期待できる。歯をほとんど削らずに治療でき、自然な仕上がりが見込める
デメリット:ホワイトスポットの大きさや深さによっては、1回の治療では十分な効果が得られない場合がある
③ラミネートベニア
歯の表面を薄く削り、その上にセラミック製の薄いシェルを貼り付ける方法
メリット:セラミックは変色しにくく、審美性に優れた自然な仕上がりが得られる
デメリット:健康な歯を削る必要があり、噛み合わせによってはセラミックが破損する可能性がある
それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明したところ、患者様は「歯を削らずに治療できる」という理由から、②のIcon治療を選択されました。
まずIconを浸透させやすくするため、エナメル質の表面に専用の薬液を塗布し、丁寧に洗浄して乾燥させます。
次にIconをホワイトスポットに塗布し、特殊な光を照射して硬化させて表面が滑らかになるよう研磨しました。Icon治療部位の研磨を十分に行うことで、治療後の着色汚れを防止する効果が見込めます。
最後に、ホワイトスポットが目立たなくなったことを患者様と一緒に確認し、治療を終了しました。
この治療のリスクについて
- 治療中、歯にしみるような痛みが出る場合があります
- 得られる効果は歯の質により様々です。予定通りの白さに達しない場合もあります
- 自費診療(保険適用外治療)です
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30 ~ 13:30 | / | ● | ● | ● | ● | ▲ | ▲ | / |
15:00 ~ 19:30 | / | ● | ● | ● | ● | ▲ | ▲ | / |
【休診日】月・祝 9:30 ~ 13:00、14:00 ~ 16:00