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歯の溝の黒い着色は虫歯?ダイアグノデントで削らない診断【十日市場の歯医者が解説】

こんにちは。横浜市緑区・十日市場の十日市場ファミリー歯科、院長の正木です。

「奥歯の溝が黒くなっているんですが、これは治療した方がいいですか?」というご質問は、診療の中で本当によくいただきます。見た目が黒いと不安になりますが、実は着色汚れなのか、虫歯の進行なのか、目で見ただけでは判断が難しいケースが少なくありません。以前は歯科用の探針(先の尖った器具)で溝を突いて確認する方法が一般的でしたが、この方法はかえって健全な歯質を傷つけ、虫歯を進行させてしまう恐れがあることが分かり、現在ではあまり行われなくなっています。そこで当院が開業当初から導入しているのが「ダイアグノデント」という検査機器です。今回は、この機器がどのように虫歯の深さを判断しているのか、詳しくご説明します。

ダイアグノデントとはどのような機器か

ダイアグノデント

ダイアグノデントは、歯にレーザー光を照射し、その反射の変化を数値として読み取ることで、虫歯の進行度合いを客観的に測定する機器です。虫歯になった歯質は健全な歯質と光の反射のしかたが異なるため、この差をとらえて数値化する仕組みになっています。検査中も検査後も痛みはまったくなく、歯を削ったり傷つけたりすることもないため、小さなお子さんでも安心して受けていただけます。

視診やレントゲンだけでは判断が難しい理由

レントゲン

これまでの虫歯診断は、目で見る視診とレントゲン写真が中心でした。しかしこの2つだけでは、溝の表面が黒くても内部まで進行しているのか、単なる着色なのかを見分けにくい場合があります。特に溝の内部で進行する初期の虫歯は、レントゲンにもはっきり写らないことがあり、経験のある歯科医師であっても、治療に踏み切るべきか、経過を見るべきか判断に迷う場面が実際にあります。ダイアグノデントは、こうした視診・レントゲンだけでは補いきれない部分を、数値という客観的な根拠で補完する役割を果たしています。

数値でわかる虫歯の進行度と治療方針

ダイアグノデントの測定値は0〜99の範囲で表示されます。当院では、この数値をもとに以下の基準で治療方針を判断しています。

  • 0〜15:特に処置の必要はなく、経過観察で問題ありません
  • 16〜40:削らずに、フッ素塗布などの予防処置を行いながら経過を観察します
  • 41以上:必要最小限の範囲で削る治療を行います

この数値による判断基準があることで、「削るべきか、様子を見るべきか」という患者さんにとって最も気になる部分に、根拠を持ってお答えできるようになります。歯科医師の経験則だけに頼らず、データに基づいた判断ができる点が、この機器の大きな特徴です。

削らない治療がなぜ重要なのか

虫歯削る

歯は一度削ってしまうと、二度と元の状態には戻りません。削った部分には詰め物や被せ物を入れることになりますが、天然の歯質に勝る素材は存在せず、詰め物にも寿命があるため、将来的にはやり直しが必要になることもあります。つまり、削る回数が増えるほど、歯の寿命は短くなっていきます。だからこそ、本当に削る必要があるのかどうかを正確に見極めることが、歯を長く保つうえで欠かせません。ダイアグノデントは、この「削らなくてよい歯を、誤って削らない」ための判断材料として役立っています。

横浜市緑区・十日市場エリアでの定期検診とダイアグノデント

十日市場駅周辺にお住まいの方の中には、「黒い溝がずっと気になっているけれど、削られるのが不安で検診に行けていない」という方もいらっしゃるかもしれません。ダイアグノデントを使った検査は痛みがなく、その場で数値として結果が確認できるため、実際に削る必要があるかどうかをその場でご説明できます。当院では定期検診の際にこの検査を取り入れ、お子さんから大人の方まで、必要以上に削らない治療を心がけています。

まとめ:数値による客観的な診断で削らない治療を

歯の溝の黒い着色は、見た目だけでは虫歯かどうかを判断しきれないことがあります。ダイアグノデントを使うことで、レーザーによる数値という客観的な根拠のもと、削るべきかどうかを的確に判断できるようになります。十日市場ファミリー歯科では開業当初からこの機器を導入し、必要最小限の治療を心がけております。検査に費用はかかりませんので、歯の溝の黒ずみなど気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。

ダイアグノデントに関するよくある質問

Q1. ダイアグノデントの検査に痛みはありますか?

レーザーを歯の表面に当てるだけの検査ですので、痛みはまったくありません。

Q2. 検査にかかる時間はどれくらいですか?

1本あたり数秒で測定できるため、検診の中に組み込んでも大きな負担にはなりません。

Q3. 数値が高い場合は必ず削る治療になりますか?

数値が高いほど進行が疑われますが、実際の治療方針は視診やレントゲンの所見も合わせて総合的に判断します。

Q4. 子どもの歯にも使えますか?

痛みがなく安全な検査ですので、お子さんの乳歯にも問題なくご利用いただけます。

Q5. 黒い溝がある歯は全部検査してもらえますか?

ご希望があれば、気になる歯を中心に検査を行うことができます。定期検診の際にお申し付けください。

Q6. レントゲンだけでは分からないのですか?

レントゲンは骨や歯の内部構造の確認に優れていますが、溝の表面近くの初期虫歯は写りにくいことがあり、レーザー検査と併用することでより精度の高い診断が可能になります。

Q7. 検査で数値16〜40と判定された場合、どうなりますか?

すぐに削るのではなく、フッ素塗布などの予防処置を行いながら定期的に経過を観察していきます。

Q8. ダイアグノデントの検査費用はかかりますか?

当院では、この検査による追加費用はいただいておりません。

Q9. 詰め物や被せ物が入っている歯にも使えますか?

詰め物の下の二次的な虫歯についても、参考となる情報を得られる場合があります。状態によりご説明いたします。

Q10. 定期検診のたびに検査してもらえますか?

はい、定期検診の中で継続的に測定することで、数値の変化から進行の有無を追うこともできます。


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