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  • 虫歯治療

歯が痛くて死にそう・眠れない時の対処法|今すぐできる応急処置を歯科医師が解説

こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科、院長の正木です。

「歯が痛くて眠れない」「夜中や休日で歯医者に行けない」。そんなときに自宅でできる応急処置と、すぐに受診したほうがよい症状の目安を、歯科医師の立場からまとめました。まずは最初の「今すぐできること」だけでも試してみてください。

まず結論:今すぐできる応急処置4つ

  • ・市販の痛み止めを、用法・用量どおりに飲む
  • ・痛む側の頬を、外側から冷やす(氷を直接当てない)
  • ・詰まった食べかすをやさしく取り、ぬるま湯でうがいする
  • ・枕を高くして、頭を少し上げた姿勢で休む

顔や首まで腫れている、飲み込みや呼吸がしづらい、38度以上の熱がある場合は、応急処置で様子を見ずに医療機関を受診してください(すぐ受診すべき症状)。

自宅でできる応急処置の方法

十日市場ファミリー歯科歯の痛み

① 市販の痛み止めを飲む

歯の痛みを抑えるのに、最も手早い方法です。ドラッグストアで買える痛み止めの主な成分は、次のとおりです。

  • ・ロキソプロフェン・イブプロフェン:痛みと炎症の両方を抑える作用があり、歯の痛みによく使われます。胃が荒れやすいため、できれば何か食べてから飲みましょう。
  • ・アセトアミノフェン:胃への負担が比較的少なく、子ども用の薬にも使われる成分です。炎症を抑える作用は弱めです。

服用の間隔と1日の回数は、必ずパッケージの記載を守ってください。効かないからといって、時間を空けずに追加で飲んだり、別の痛み止めを重ねて飲んだりするのは避けましょう。

ぜんそくのある方、胃腸の病気や腎臓の病気がある方、ほかの薬を飲んでいる方、妊娠中の方は、購入時に薬剤師へ相談してください。

② 頬の外側から冷やす

濡らしたタオルや、保冷剤をタオルで包んだものを、痛む歯の側の頬に当てます。冷やすと血管が縮んで血の巡りが落ち着き、ズキズキとした痛みが和らぐことがあります。冷却シートでも代用できます。

氷を直接当てたり、長時間冷やし続けたりするのは避けてください。10〜15分ほど冷やしたら、いったん外して休憩しましょう。氷水を口に含んで歯を直接冷やすと、しみてかえって痛むことがあります。

③ 食べかすを取り、口の中を清潔にする

虫歯の穴や歯と歯の間に食べ物が詰まっていると、その圧力で痛みが強くなることがあります。デンタルフロスや歯間ブラシでやさしく取り除き、ぬるま湯でうがいをしましょう。

爪楊枝などで虫歯の穴を強くつつくのは避けてください。痛みが強くなったり、歯ぐきを傷つけたりするおそれがあります。歯みがきは、痛むところを避けずにやわらかい歯ブラシで軽く行いましょう。

④ 頭を高くして休む

横になると頭に血が集まりやすくなり、脈打つような痛みが強くなることがあります。「夜、布団に入ると痛くなる」のはこのためです。枕を高めにして、上半身を少し起こした姿勢で休みましょう。

疲れや寝不足が続くと、歯ぐきの炎症が強く出やすくなります。予定を調整できるなら、無理をせず休むことも大切です。

痛み止めが効かない・眠れないほど痛いとき

歯が痛い

市販の痛み止めを飲んでも痛みが引かない場合、虫歯が神経まで進んでいたり、歯の根の先や歯ぐきに強い炎症が起きていたりする可能性があります。この段階になると、自宅でできることには限りがあります。

痛み止めを規定量より多く飲むのは避け、夜間でも受診できる歯科診療所を利用してください。横浜市の受診先は、夜間・休日に歯が痛くなったらで紹介しています。

歯が痛いときに避けたいこと

歯が痛い
  • ・長風呂・サウナ・激しい運動:体が温まって血の巡りがよくなると、痛みが強くなることがあります。入浴はシャワー程度にしましょう。
  • ・飲酒:血管が広がって痛みが増すことがあるほか、痛み止めと一緒に飲むと副作用のリスクが高まります。
  • ・喫煙:歯ぐきの血流が悪くなり、炎症が長引く原因になります。
  • ・患部を舌や指で触る:刺激で痛みが強くなったり、細菌が入ったりするおそれがあります。
  • ・虫歯の穴に物を詰める:ガムやティッシュ、市販薬などを自己判断で詰めると、細菌が増える原因になります。
  • ・熱いもの・冷たいもの・刺激の強い食べ物:温度や刺激が神経に伝わり、痛みが強くなることがあります。

こんな症状があれば、すぐに受診を

十日市場ファミリー歯科緊急受診

次のような症状は、感染が広がっているサインの可能性があります。応急処置で様子を見ずに、医療機関を受診してください。

  • ・顔や首、目の下まで腫れが広がっている
  • ・38度以上の熱がある
  • ・口が開けにくい、飲み込みにくい
  • ・歯ぐきから膿が出ている
  • ・痛み止めが効かず、眠れないほどの痛みが続いている

息苦しい、のどが腫れて呼吸がしづらいといった場合は、ためらわずに救急車を呼んでください。救急車を呼ぶべきか迷うときは、救急相談センター(#7119)に電話で相談できます。

夜間・休日に歯が痛くなったら(横浜市)

横浜市では、夜間と休日に歯科の急患を受け付ける「横浜市歯科保健医療センター」があります。

  • ・夜間:毎日 19時〜23時(受付は22時30分まで)
  • ・休日:日曜・祝日・年末年始(12月29日〜1月4日) 10時〜16時(受付は15時30分まで)
  • ・場所:横浜市中区相生町6-107(みなとみらい線「馬車道駅」徒歩3分)
  • ・電話:045-201-7737

診療時間や受付は変更されることがあるため、受診前に電話で確認してください。また、救急相談センター(#7119)では、24時間、その時間に受診できる医療機関の案内を受けられます。

十日市場ファミリー歯科は、土曜・日曜も診療しています(9:30〜13:00/14:00〜16:00)。平日は19時まで診療しています(金曜・祝日は休診)。急な痛みでお困りの場合は、まずお電話でご相談ください。

歯が痛くなる主な原因

歯の痛みにはいくつかの原因があり、原因によって必要な治療が変わります。

  • ・虫歯:最も多い原因です。神経に近づくと冷たいものや甘いものがしみ、神経まで進むと何もしなくてもズキズキ痛むようになります。
  • ・歯周病:歯ぐきが腫れて痛みます。疲れやストレスで体調を崩したときに、急に症状が出ることがあります。
  • ・歯の根の先の炎症:根の先に膿がたまると、噛んだときの痛みや腫れが出ます。神経を取った歯でも起こります。
  • ・歯のひび・割れ:硬いものを噛んだときや、歯ぎしり・食いしばりで歯にひびが入ると、噛んだときに痛みます。
  • ・詰め物・被せ物のトラブル:取れたり隙間ができたりすると、そこから虫歯が進んで痛むことがあります。

症状ごとの原因と治療については、歯の痛みはなぜ起きる?症状別に原因・治療法を解説で詳しく紹介しています。

痛みが治まっても、歯科医院を受診してください

ここで紹介した方法は、あくまで受診までの応急処置です。痛みが引いても、虫歯や炎症といった原因がなくなったわけではありません。

特に、強い痛みが急に消えた場合は、神経が死んでしまった可能性があります。そのままにすると、歯の根の先に膿がたまり、再び強い痛みや腫れが出ることがあります。「痛くなくなったから大丈夫」と考えず、早めに診察を受けましょう。

よくある質問

Q. 冷やすのと温めるのは、どちらがよいですか?

A. 歯の急な痛みには、冷やすのが基本です。温めると血の巡りがよくなり、痛みや腫れが強くなることがあります。冷やすときは頬の外側から、氷を直接当てずに行ってください。

Q. 冷却シート(熱さまシートなど)でも効果はありますか?

A. 頬に貼って軽く冷やす目的であれば使えます。保冷剤ほど冷えないため、痛みが強いときは保冷剤をタオルで包んで当てるほうが向いています。

Q. 痛み止めはどのくらいの間隔で飲めますか?

A. 薬によって異なるため、パッケージに記載された間隔と1日の回数を守ってください。効果が切れてきたら、次に飲めるまでは冷やすなどの方法を組み合わせましょう。

Q. 歯が痛いときも歯みがきをしてよいですか?

A. はい。口の中の細菌を減らすために、歯みがきは続けてください。痛むところは、やわらかい歯ブラシで力を入れずにみがきましょう。

Q. 虫歯の穴に何か詰めておいたほうがよいですか?

A. 何も詰めずに、清潔にしておいてください。ガムやティッシュ、市販薬などを自己判断で詰めると、細菌が増えて炎症が悪化するおそれがあります。食後はうがいをして、詰まった食べかすを取り除きましょう。

Q. 妊娠中ですが、痛み止めを飲んでも大丈夫ですか?

A. 妊娠中は飲める薬が限られます。自己判断で飲まずに、かかりつけの産婦人科医か薬剤師に相談してください。妊娠中でも歯科治療は受けられますので、早めにご相談ください。詳しくはマタニティ歯科治療のページをご覧ください。

Q. 子どもが歯が痛いと言っています。大人と同じ対処でよいですか?

A. 基本的な対処は同じですが、痛み止めは子ども用として販売されているものを、年齢に合った量で使ってください。大人用の薬を割って飲ませるのは避けましょう。乳歯の虫歯でも、生えてくる永久歯に影響することがあるため、早めの受診をおすすめします。

まとめ

  • ・急な歯の痛みには、痛み止め・頬の外側から冷やす・口の中を清潔にする・頭を高くして休む、の4つが基本です
  • ・入浴・飲酒・運動など、体が温まることは避けましょう
  • ・顔の腫れ、発熱、飲み込みにくさがあれば、すぐに受診してください
  • ・横浜市では、横浜市歯科保健医療センターで夜間・休日も歯科の急患を受け付けています
  • ・痛みが治まっても原因は残っているため、早めに歯科医院を受診しましょう

十日市場ファミリー歯科は、土曜・日曜も診療しています。急な痛みでお困りの方は、予約がいっぱいの場合でもできる限り対応いたしますので、まずはお電話(045-511-8789)でご相談ください。


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