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  • 小児歯科

口腔機能発達不全症とはどんな疾患?

こんにちは。横浜市緑区の歯医者、十日市場ファミリー歯科の正木です。

「口腔機能発達不全症」と聞いて何のこと?と思われた方も多いと思います。この病名は2018年4月に出来た比較的新しい病名です。これは、こどもの時期に口腔機能が十分に発達していないか、正常に獲得できていない状態をいいます。これを調べる検査は保険で行うことができ、当院でも検査可能です。今回は、口腔機能発達不全症についてお話します。

 

口腔機能発達不全症とは

口腔機能発達不全症

口腔機能発達不全症とは、「話す機能」や「食べる機能」やその他の機能が十分に発達していないか、正常に機能獲得が出来ておらず、摂食機能障害の明らかな原因疾患がなく、口腔機能の定型発達において個人的因子あるいは、環境因子に専門的関与が必要な状態。

と定義されています。これを聞いてもよくわからないですよね。

簡単に言うと、明らかな原因疾患がないのに「話す」、「食べる」等の口腔機能の発達に遅れが見られる状態です。

早期に発見し、トレーニングを行うことで、今後の機能の発達が見込めます。

だだし、この機能を改善できるのは学童期に限られます。それ以降になると正常な口腔機能の獲得が難しくなります。

 

口腔機能発達不全症の検査

りっぷるくん

口腔機能発達不全症の検査(保険適用)はどのようなことをするのかご説明します。

「食べる」「話す」などに関わるチェックリストがあるので、それに沿って検査を行っていきます。それと、お口の唇の力を測る、口唇閉鎖力の測定(りっぷるくん)、口腔内外の写真も取ります。

その結果を保護者の方に管理計画書を作成し、ご説明します。

口腔機能発達不全症は、自覚症状がないことも多いので、まずは現状をご説明し、認識して頂くことから始めます。さらに正常な発達についての情報提供を行い、治療の目的、必要性、治療法の説明を行います。その後は、6ヶ月毎に再評価を行っていきます。

さらに本格的に治療を行いたい場合は、「こども予防矯正」もあります。

 

口腔機能発達不全症まとめ

口腔機能の獲得は、学童期で行わないと、その後機能を獲得しようとしても中々難しいです。この時期に口腔機能を上げておかないと、高齢期になった時に低い所からさらに低くなるので、健康寿命にも大きく関わってきます。

普段生活しているなかでは、なかなか気づきにくい事も多いです。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科では、診察時の様子を観察したり、歯並びなどからもお口の癖がないか診査していきます。お口がポカンとあいている、食べる時にくちゃくちゃと音がする、いびきをかく、発音がおかしい、歯並びが心配等あれば早めにご相談下さい。

(お口ポカンについては「お口ポカンの影響と治し方」参照)

(お口の悪い癖については「お口の悪い癖があると、どんな影響があるの?」参照)

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