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かかりつけ歯科医があると長生きできる?!

こんにちは。横浜市緑区の歯医者、十日市場ファミリー歯科の正木です。

皆様は、かかりつけ歯科医をお持ちでしょうか。痛いときだけ、詰め物が取れてから行くだけになっていないでしょうか。

歯科医院は、一昔前は何か歯やお口の中にトラブルが起きてから行くところと思われていたかもしれませんが、現在では、何かトラブルが起きる前に、また全身の健康のために通われるという認識の方が、かなり増えてきました。そこで、今回は「かかりつけ歯科医と寿命」の関係についてお話していきます。

 

【かかりつけ歯科医と寿命】

定期検診

かかりつけ歯科医と寿命の関係について、首都大学東京大学院教授である星 旦二氏によって、興味深い調査結果が発表されました。多摩市に住む高齢者13,066人を追跡調査した結果、かかりつけの歯科医師がいる人は、いない人に比べて「寿命が長い」という事実が明らかになりました。

また、40~64歳までの4,443人を対象に、5年間おこなわれた追跡調査では、虫歯や歯肉の疾患などがない人ほど、生存率が高いことが分かっています。

「口腔ケアは全身ケアのきわめて重要な導入口であり、命を延ばすだけでなく、要介護の予防にもなる。歯科医は、人々が人生を豊かに生きることに大きく貢献することができる。」

星氏は、こう語っています。

このことからも、かかりつけ歯科医をもち、定期的にお口の中のメンテナンスを行うことは、虫歯や歯肉の疾患の早期発見、早期治療のためだけでなく健康寿命や寿命に大きく関わっていると言えます。(健康寿命については「寿命の前に健康の終りが来る」参照)

 

しかし、残念なことに、日本では定期的に歯科を受診する人の割合が他の主要国と比べ少ないことがわかっています(ライオン株式会社調査)。
たとえば、スウェーデンでは約80%、米国では約70%に方が定期検診を受診しますが、日本では約16%に過ぎません。

 

健康寿命を延ばすために、国民皆歯科健診が行われるとの話も出てきています。お口の中の健康が全身の健康に密接に関係していることは数々の研究で立証されています。

学校や会社の歯科健診で診てもらうだけでなく、お口のメンテナンスを行うためにぜひかかりつけ歯科医を見つけて、定期検診を受けることが望まれます。

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