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  • 口腔機能低下症

オーラルフレイルって聞いたことありますか?

こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。最近、テレビなどでもたまに耳にする「オーラルフレイル」はご存知でしょうか。オーラルフレイルとは、一言でいうと「口の機能が衰えた状態」のことをいいます。今回はこの「オーラルフレイル」についてお話します。

 

【オーラルフレイルはなぜ注目されているか】

日本はご存知のとおり超高齢化社会です。そこで、歯をできる限り残す運動として「8020運動」が行われてきました。その成果がでており、今では約50%がこの目標を達成しています(2016年調査)。そこで次に注目されたのが、歯の本数だけではなく、「お口の機能」もしっかり保つようにしようとういことが注目されました。それによって生まれた概念が「オーラルフレイル」です。

お口のささいな衰えを放置することにより、口腔機能の低下がおこり、食べることが難しくなり、全身の筋力が衰え、心身の機能が低下し、要介護状態につながります。そのことに警鐘を鳴らした概念が「オーラルフレイル」になります。

 

【具体的にはどのような症状に気をつければ良いか】

口腔機能低下症

お口の些細な衰えがサインになります。具体的には、むせる・食欲がない・滑舌が悪い・口が渇く・歯が少なく噛む力が弱い・やわらかいものばかり食べるこのような症状がサインです。

オーラルフレイルは将来の介護リスクが高もることがわかっています。実際の調査結果を次にお話します。

 

【オーラルフレイルを軽視してはいけません】

オーラルフレイルの方と健康な方をを比べた結果、将来的なリスクとして

「身体の衰え」2.4倍

「サルコペニア(筋力の衰え)」2.1倍

「要介護認定」2.4倍

「総死亡リスク」2.1倍

という結果がでています。そのため、些細な衰えの段階で対応することが重要になってきます。

 

【まとめ】

医学・歯学界ではフレイル・オーラルフレイルというのが、だいぶ浸透してきていますが、一般的にはまだあまり知られていないようです。神奈川県のオーラルフレイルの認知度は約2%とうい調査結果もあります。それと同時に該当者は43%との調査結果もあります。

歯科では、2018年4月から「口腔機能低下症」という病名で検査が保険導入されました。

当院でも口腔機能低下症の検査を行っておりますので、気になる症状があればご相談ください。

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