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  • 口腔外科治療

親知らずの抜歯で腫れる確率と腫れない人の違い

こんにちは。横浜市緑区・十日市場の十日市場ファミリー歯科、院長の正木です。

「親知らずを抜くことになったけれど、顔が腫れたら仕事に行けない」「腫れる確率はどれくらい?」。抜歯の日程を決めるとき、診察室でいちばん多くいただくのがこの質問です。

先にお伝えすると、腫れるかどうかは運ではなく、親知らずの生え方と抜き方でかなりの部分が予測できます。この記事では、腫れる人と腫れない人の違い、腫れのピークと引くまでの期間、受診が必要な腫れの見分け方、腫れを抑えるための準備までを順番に説明します。

親知らずの抜歯で腫れる確率は「生え方」で大きく変わる

親知らず腫れ

「何%の人が腫れる」と一律の数字で言い切ることはできません。同じ親知らずの抜歯でも、処置の内容がまったく違うからです。目安として、次のように考えてください。

腫れにくいケース

  • ・上の親知らずで、まっすぐ生えている
  • ・歯ぐきの切開や骨を削る処置が必要ない
  • ・抜く時点で、周りの歯ぐきに炎症がない

腫れやすいケース

  • ・下の親知らずで、横向きや斜めに生えている
  • ・歯の大部分が骨や歯ぐきに埋まっている
  • ・歯を分割したり、骨を削ったりする必要がある
  • ・抜く直前まで歯ぐきが腫れていた

上のまっすぐな親知らずは、抜いた翌日も見た目がほとんど変わらない方が多くいます。一方、下の埋まっている親知らずは、程度の差はあっても腫れが出るものとして予定を組むほうが安心です。どちらに近いかは、事前のレントゲンでお伝えできます。

親知らずを抜くと腫れる原因

抜歯腫れる腫れない

腫れの正体は、傷を治すための炎症反応です。歯ぐきを切ったり骨を削ったりすると、その部分に血液や組織液が集まって修復が始まります。この過程で周囲がむくみ、頬の外から見ても分かる腫れになります。

そのため、処置の範囲が広く、時間が長いほど腫れやすくなります。抜く前から細菌による炎症がある場合や、傷口に細菌が入り込んだ場合は、治るための腫れに感染による腫れが重なり、長引く原因になります。

腫れのピークはいつ?引くまでの経過

一般的な経過は次のとおりです。

  • ・抜歯当日:麻酔が切れる2〜3時間後から痛みが出はじめる
  • ・翌日〜2日目:腫れのピーク
  • ・3〜4日目:少しずつ引きはじめる
  • ・週間前後:見た目はほぼ元に戻ることが多い

下の親知らずでは、腫れと一緒に口が開けにくくなったり、頬に黄色っぽい内出血のあざが出たりすることがあります。多くは1〜2週間で落ち着いていきます。痛み止めは、麻酔が切れる前に1回目を飲んでおくと、その後が楽になる傾向があります。飲み方は処方時の説明に従ってください。

放置は禁物|受診が必要な腫れの見分け方

親知らず腫れ

次のような状態は、通常の経過から外れている可能性があります。我慢せず、抜歯した歯科医院に連絡してください。

  • ・3日目以降に、腫れや痛みがかえって強くなる
  • ・一度引いた腫れが、再び腫れてくる
  • ・膿が出る、嫌なにおいや味が続く
  • ・38℃前後の発熱がある

3〜4日後から強い痛みが続く場合は、傷口の血のかたまりがはがれて骨が露出する「ドライソケット」が疑われます。飲み込みにくさや息苦しさを伴う腫れは、感染が喉の近くまで広がっているおそれがあるため、夜間でも医療機関を受診してください。

腫れを抑えるために歯科医院で行うこと

腫れの大きさは、抜歯前の準備によっても変わります。当院では、次の点を大切にしています。

  • ・レントゲン画像で、歯の向きや神経との距離を事前に確認する
  • ・歯ぐきが腫れている時期は無理に抜かず、先に炎症を落ち着かせる
  • ・切開や骨を削る範囲を必要最小限にとどめる
  • ・神経に近いなど難しいケースは、病院の口腔外科をご紹介する

抜かずに経過を見たほうがよい親知らずもあります。抜くかどうかの考え方は親知らずの治療ページで紹介しています。

ご自身でできる予防法|抜歯前と抜歯後の過ごし方

親知らず腫れ

抜歯前にできること

  • ・睡眠不足や風邪気味の日は避け、体調のよい日に予約する
  • ・事前にクリーニングを受け、口の中の細菌を減らしておく
  • ・喫煙している方は、抜歯の前後だけでも控える

抜歯後に気をつけること

  • ・冷やすのは当日のみ、濡れタオル程度で。氷で冷やし続けると血流が悪くなり、治りが遅れることがある
  • ・強いうがいを繰り返さない(傷口の血のかたまりが取れやすくなるため)
  • ・当日の長風呂、飲酒、激しい運動は控える

抜歯後の食事のタイミングや内容は、抜歯後の食事についての記事で詳しくまとめています。

十日市場・横浜市緑区で親知らずの抜歯日を決めるポイント

腫れのピークは翌日から2日目です。人前に出る予定や大事な仕事がある方は、その2〜3日前の抜歯は避けたほうが無難です。

当院は土曜・日曜も診療しているため、平日にお勤めの方の中には、金曜や土曜に抜歯してピークを休日に重ねる方もいます。抜歯後は消毒や抜糸で何度か通院が必要になるため、十日市場駅周辺や長津田・霧が丘・若葉台方面にお住まいの方は、通いやすい距離の医院を選ぶことも、腫れへの備えのひとつです。

まとめ

親知らずを抜いた後に腫れるかどうかは、生え方と処置の内容でおおよそ見当がつきます。

  • ・上のまっすぐな親知らずは腫れにくく、下の埋まった親知らずは腫れやすい
  • ・腫れのピークは翌日〜2日目、1週間前後で落ち着くことが多い
  • ・3日目以降に悪化する腫れや発熱は、早めに受診する
  • ・体調管理やクリーニングなど、抜歯前の準備も腫れを左右する

「自分の親知らずがどのタイプか知りたい」という段階でのご相談も受け付けています。横浜市緑区・十日市場で親知らずにお悩みの方は、十日市場ファミリー歯科にご相談ください。

よくある質問

Q.親知らずを抜いても腫れない人はいますか?

います。上の親知らずでまっすぐ生えている場合や、切開・骨を削る処置がない場合は、ほとんど腫れずに経過する方も珍しくありません。

Q.腫れはいつから始まりますか?

麻酔が切れた抜歯当日の夜から少しずつ出はじめ、翌日から2日目にピークを迎えるのが一般的です。

Q.腫れている最中の親知らずはすぐ抜けますか?

炎症が強いと麻酔が効きにくく、抜歯後も腫れやすくなります。多くの場合、先に炎症を抑えてから抜歯の日程を決めます。

Q.抜歯後は冷やしたほうがいいですか?

当日に濡れタオルなどで軽く冷やす程度にとどめてください。冷やしすぎると血流が悪くなり、治りが遅れることがあります。

Q.抜歯後、仕事は何日休めばいいですか?

上の親知らずなら翌日から普段どおり過ごせる方が多いです。下の埋まった親知らずでは、1〜2日の余裕を見ておくと安心です。

Q.腫れが1週間以上引かない場合は?

感染などが起きている可能性があります。自己判断で様子を見続けず、抜歯した歯科医院に相談してください。

Q.タバコは抜歯後いつから吸えますか?

喫煙は血流を悪くし、ドライソケットの原因にもなります。少なくとも抜糸までは控えることをおすすめします。

Q.十日市場ファミリー歯科で親知らずの抜歯はできますか?

対応しています。レントゲンで状態を確認し、神経に近いなど難しいケースは病院の口腔外科をご紹介します。土日も診療しています。


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