BLOG
ブログ

- マタニティ治療
歯科レントゲンの被ばく量は?妊娠中・子どもへの影響【横浜市緑区】
こんにちは。横浜市緑区・十日市場の十日市場ファミリー歯科、院長の正木です。
診察室では「妊娠中ですが、レントゲンを撮って大丈夫ですか」「子どもに撮って平気でしょうか」と聞かれることがあります。放射線と聞くと、身構えてしまいますよね。この記事では、歯科レントゲンの被ばく量を身近な数字と比べながら、妊娠中やお子さまの場合の考え方、被ばくを抑える工夫をお伝えします。
歯科レントゲンの被ばく量は、日常で浴びる放射線とどう違う?

放射線は、大地や食べ物、宇宙から届く自然放射線として、誰もが毎日浴びています。日本人が自然界から受ける量は、年間でおよそ2.1mSv(ミリシーベルト)とされています。歯科で撮影する主なレントゲンの被ばく量は、次のとおりです。
- ・デンタル(歯の数本を撮影):約0.01mSv以下(自然放射線の約2日分)
- ・パノラマ(顎全体を1枚で撮影):約0.03mSv前後(約5日分)
- ・歯科用CT(立体的に撮影):約0.02〜0.2mSv(撮影範囲で変わります)
- ・参考:東京とニューヨークの飛行機往復:約0.1mSv
数値は機種や撮影条件で前後しますが、必要な撮影を年に数回受けても、健康に影響が出る量ではないと考えられています。
デンタル・パノラマ・CTの使い分けと撮影頻度の目安
デンタルは歯1〜数本を細かく見る撮影で、むし歯や根の先の状態を確認します。パノラマは顎全体や親知らず、歯の本数を見渡すときに使います。歯科用CTは、神経の位置や骨の量を立体的に確認したい場面に限って使います。頻度の目安は、パノラマが1〜2年に1回、デンタルは治療する部位に応じて必要な枚数です。お口の状態によって前後します。
妊娠中に歯科レントゲンを撮っても大丈夫?胎児への影響と受診時期

胎児への影響が問題になるのは、一般に100mSv前後以上の被ばくとされています。デンタル1枚の約0.01mSvは、その約1万分の1です。しかも歯科のレントゲンは口元だけに照射する検査で、お腹には直接当たりません。防護エプロンも着けるため、胎児への影響はごくわずかと考えられています。
ただし、妊娠初期は本人も気づきにくく、つわりで体調も崩れやすい時期です。妊娠の可能性があるときは、問診で必ずお伝えください。急を要さない治療は、比較的体調が安定する妊娠中期(16週ごろ〜)に進める方法もあります。受診時期の考え方は妊娠中の歯医者の記事でも紹介しています。
子どもや授乳中のレントゲンで気をつけたいこと
成長期のお子さまは放射線の影響を受けやすいとされるため、私は「今、本当に必要な撮影か」を毎回考えます。歯と歯の間のむし歯や、永久歯の生え方の確認など、目的がはっきりしているときに、必要な範囲だけ撮影します。授乳中の方も、母乳に放射線が残ることはなく、授乳を控える必要は一般にありません。
被ばくを抑える3つの工夫|防護エプロン・デジタル・撮影範囲
- ・放射線防護衣:鉛入りのエプロンで、放射線を受ける範囲を減らします。当院にはお子さま用もあります。
- ・デジタルレントゲン:従来のフィルム式より少ない線量で撮影でき、画像もその場で確認できます。
- ・撮影範囲と回数の見極め:治療に必要な部位だけを、必要なタイミングで撮影します。
レントゲン室も鉛入りの壁で囲まれ、放射線が外に漏れにくい構造です。
レントゲンを撮らないと、どんなリスクがある?
被ばくを心配して撮影を避けると、別のリスクが生まれます。歯と歯の間や詰め物の下のむし歯、根の先の膿、歯周病で骨が下がっていく様子は、見た目や触診では分かりません。見逃して進行すれば、神経の治療や抜歯が必要になることもあります。微量の被ばくと見逃しの損失を比べ、必要な検査を選ぶ、という考え方です。撮影の目的はレントゲンって何のために撮るの?でも解説しています。
横浜市緑区・十日市場で歯科レントゲンが不安なときは
不安を抱えたまま撮影を受けると、それ自体がストレスになります。「妊娠中です」「先月撮影したばかりです」「子どもが嫌がりそうです」と、撮影前に一言お伝えください。撮影の必要性と方法をご説明し、納得していただいてから進めます。十日市場ファミリー歯科では、デジタルレントゲンとお子さま用の防護衣を備え、被ばくの軽減に取り組んでいます。
まとめ|歯科レントゲンの被ばく量と妊娠中の考え方
- ・歯科レントゲンの被ばく量は、自然放射線の数日分ほどが目安
- ・妊娠中の被ばく量は、胎児に影響が出るとされる水準を大きく下回る
- ・防護エプロン、デジタル撮影、範囲の限定で被ばくを抑えられる
- ・妊娠の可能性や直近の撮影履歴は、事前にお伝えください
レントゲンの不安は、我慢せず聞いてください。十日市場ファミリー歯科は、横浜市緑区・十日市場でご家族の歯を診ています。妊娠中の方はマタニティ治療のページもご覧ください。
歯科レントゲンのよくある質問
Q.歯科のレントゲンは年に何回まで撮れますか?
回数に決まった上限はありません。必要な部位を必要なときに撮影する前提であれば、定期検診や治療で撮る程度の回数で、健康に影響が出る量ではないと考えられています。
Q.妊娠に気づかずレントゲンを撮ってしまいました。影響はありますか?
歯科レントゲンの被ばく量は、胎児への影響が問題になる水準を大きく下回り、防護エプロンも着けます。過度に心配する必要はないと考えられますが、気になる場合は産婦人科の主治医にもお伝えください。
Q.妊娠中に歯科用CTは撮れますか?
診断上どうしても必要な場合に限り、範囲を絞って撮影を検討します。緊急でなければ、安定期や出産後まで待つ選択もあります。産婦人科の主治医とも相談して決めます。
Q.撮影後、体に放射線が残ることはありますか?
ありません。放射線が当たるのは撮影の一瞬だけで、体や衣服に残ることはありません。
Q.子どもは何歳からレントゲンを撮れますか?
年齢の決まりはなく、必要性があり、じっとできれば撮影できます。嫌がる場合は無理に撮らず、慣れてから改めて検討します。
Q.授乳中でもレントゲンを撮れますか?
撮影できます。母乳に放射線が残ることはなく、授乳を控える必要は一般にありません。
Q.他院で撮った画像は持参したほうがよいですか?
撮影日と部位が分かれば、同じ撮影の重複を避けられることがあります。直近に撮影した場合は、受付でお知らせください。
Q.パノラマとデンタルでは、どちらが被ばく量は多いですか?
1回あたりはパノラマのほうが多くなります。ただし、デンタルを何枚も撮ると合計が上回ることもあるため、目的に合わせて撮影方法と枚数を選んでいます。
Q.デジタルレントゲンは、従来のフィルム式と何が違いますか?
デジタルは少ない線量で撮影でき、画像をその場で確認・拡大できます。フィルムの現像も不要です。

JR横浜線十日市場駅より徒歩7分の歯医者、十日市場ファミリー歯科です。お子様連れでも安心のバリアフリー設計。土日診療対応で通いやすく、小児歯科も充実。障害者歯科学会認定医。
【所属学会等】
障害者歯科学会 所属(障害者歯科学会認定医)
緑区歯科医師会 所属
横浜市歯科医師会 所属
神奈川県歯科医師会 所属
日本歯科医師会 所属
神奈川県立みどり養護学校学校歯科医
緑区歯科医師会障害児・者診療担当理事
心身障害児者歯科診療協力医療機関
日本糖尿病協会登録歯科医
【受賞歴】
鶴見大学歯学部付属病院 院内職務評価委員会賞
イエテボリ大学日本スクーリングディプロマ
【医院情報】
医院名:十日市場ファミリー歯科
住所:横浜市緑区十日市場町849-12松ビル1F
電話:045-511-8789
診療時間:平日9:30〜19:00 土日9:30~16:00(金・祝休診)
アクセス:JR横浜線「十日市場駅」徒歩7分
HP:十日市場の歯医者|横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:30 ~ 13:30 | ● | ● | ● | ● | / | ▲ | ▲ | / |
| 14:45 ~ 19:00 | ● | ● | ● | ● | / | ▲ | ▲ | / |
【休診日】金・祝9:30 ~ 13:00、14:00 ~ 16:00