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こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。

成人の約８割が感染していると言われる歯周病ですが、歯周病の治療とはどんなことをするのでしょうか。歯周病の治療は、進行の度合いにより治療法が異なってきます。

ここでは歯周病の進行度別に治療法をお伝えします。

 

【歯周病治療の流れ】

①歯周病検査（１回目）

歯周病の治療は、まず歯周病なのかそうでないのか、また歯周病ならどの程度まで進んでいるのか検査をするところから始めます。歯周ポケット検査・レントゲン検査などを行います。

 

②スケーリング・PMTC・ブラッシング指導

歯ぐきより上についている歯石や汚れを専用の器具を使って取っていきます。またセルフケアの方法も状況をお聞きしながらアドバイスいたします。

 

③歯周病検査（２回目）

セルフケアの改善・汚れを取ったことにより、どれくらい歯ぐきの炎症がなくなっているかを検査します。

 

④SRP

検査の結果治りが悪いところの、今度は歯ぐきよりも下についている歯石を一本一本取っていきます。これをSRP（スケーリング・ルートプレーニング）と言います。

 

⑤歯周病検査（３回目）

歯ぐきよりも下の歯石を取った結果、どこまで歯ぐきの炎症が収まっているのかを検査します。

 

⑥歯周外科

それでもまだ治りが悪い場合は、フラップ手術といって歯ぐきをあけて直接目で見て深いところについている歯石を取っていきます。

 

この時にご希望によっては、歯周組織を再生する歯周組織再生術を同時に行うこともあります。

 

⑦メンテナンス

歯周病は一度治したらもうならないと言うものではありません。セルフケアだけでは限界もあるため、定期的に歯医者でプロフェッッショナルケアを行い再発防止をしていきます。

 

【進行度別治療目安】

①軽度歯周病

治療の流れの①～③でメンテナンスに移行します。治療回数は３回で３週間程です。

 

②中度歯周病

治療の流れ①～⑤でメンテナンスに移行します。治療回数は歯周病の治りが悪い箇所の数によってかなり幅があります。５～１１回程で５～１１週程です。

 

③重度歯周病

治療の流れ①～⑥でメンテナンスに移行します。これも治りの悪い箇所の数によってかなり幅があります。１２週～で終わりは治り具合をみて決めます。

 

【まとめ】

歯周病にかかり歯を支えている骨が減ってしまうと、歯がグラグラになりゆくゆくは抜歯になります。

歯周病は歯を失う原因第１位です。

歯周組織再生術もありますが、基本的には失った骨が元のレベルまで完全に回復することはありません。

 

現状で歯周病になっている方は、これ以上進まないように治療をしていくことが重要です。

緑区の十日市場ファミリー歯科では、検査に基づいて現状をご説明し、治療を行っております。

歯ブラシをすると血がでてくる、歯がぐらついている、口臭が強くなってきたなどの症状がありましたらお気軽にご相談ください。

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